「椎茸原木栽培」のすすめ

私は椎茸の原木栽培をしています。でも、実は椎茸が嫌いです。正確には「嫌い」でした。椎茸の話をする際、よくこんな質問をされます。「椎茸が嫌いなのに、ナゼ椎茸をたくさん作ってるんですか?」と聞かれます。私が椎茸を苦手としていた原因は、あのプニョプニョした食感と、煮込み料理で使われる椎茸の変な匂いがダメでした。
そんな私が田舎に移住したことをきっかけに、椎茸の原木栽培農家になりました。椎茸が嫌いなのに、おいしい椎茸が作れるの?という疑問が生まれると思います。まったくその通りでして、原木栽培のノウハウを学ぶのと同時に、椎茸が食べられるようになる特訓をしたのです。この特訓はかなり難関でしたが、お客様に椎茸の味を説明するために「食べなくちゃ」という責任感が功を奏して、椎茸嫌いを克服しました。
ただ幸いなことに食べるのは苦手でしたが、椎茸を作るのは好きでしたし、最初から肌に合いました。

大まかな流れは、まず、山の中からクヌギを切り出す作業、そして手先の感覚がなくなるほど寒い冬に、椎茸のホダ木にドリルで穴を開け、コマ打ちをする作業をします。コマ打ちして寝かせておいた椎茸は2年目の秋に顔を出します。
そうして出来た原木椎茸を食べた時に、今まで食べていた椎茸が「似て非なる」ものだと気づきました。肉厚で、まるでアワビのような弾力のある食感。そして、トリュフすら彷彿させる芳香も魅力です。煮物の椎茸は相変わらず苦手なので、炒めたり、揚げたりして、椎茸料理に挑戦しています。絶品は椎茸チップス。お酒のあてをいろいろ工夫して作る楽しみもできました。
椎茸嫌いの子どもが多いと聞きますが、原木椎茸を食べたことがないからかもしれません。もし、栽培できる環境があるのなら「椎茸の原木栽培」に挑戦してみてほしいと思います。椎茸を作るところから知ることが出来る上、本物の味わいを楽しめます。
給与計算と社会保険・雇用保険の関係性はこちらでわかりました!